転炉製鋼精錬の溶銑・予備処理( 脱硅、脱燐、脱硫 )の脱燐材や脱硫材はCaO系主体の物質からなっており、処理後のスラグは熔融点が高く、粒鉄を含んで固まりやすい物体になっている。このスラグが炉底やSlag Lineの炉壁に付着し、棚吊り現象を起こしてトラブルの原因となる。
これらのトラブルを回避する目的で開発されたスラグ軟化材です。
酸性スラグ基を主体に融剤とスラグ化速度調整剤を配し、CaO系スラグの分散、促進を図りつつ、耐火物の損傷を最小限に抑える物性にされています。
[成分](%)
SiO2 | Na2O | CaO | MgO | OTHER | 水分 |
---|---|---|---|---|---|
>60 | >20 | <9.0 | <6.0 | <7.0 | <3.0 |